きちんとした講師に英語を教わることで得する4個のポイントと独学英語の落とし穴

「英語を独学で勉強したいです」
「英語を独学で●年勉強しているが話せるようにならない」
「海外に住んで●年ですが、いまだに英語を話せません」

という方が結構います。
そういう方へのアドバイスになったり、英語学習や英会話スクールを選ぶ参考になればいいなと思い、記事を書いてみます。

シンプルにお伝えすると、英語を話せるようになるためには、この状態が大切です。

きちんとした講師に英語を教わることで得する4個のポイントと独学英語の落とし穴

私は英会話スクールを運営しているし、オンライン英会話プログラムを提供しているので、ポジショントークでもありますが(笑)、英語を話せる人が少ない日本人の中で、少しでも早く英語を話せる人になることのメリットは多いので、「本気で英語を話せるようになりた〜〜い」「英語をなにからやったらわからない〜」という方の参考になれば嬉しいです☆

POINT
  • 独学英語の落とし穴
  • なにをどういう順番でどう習得するか
  • 「できた」を感じることができ、成長サイクルに入る
  • 「わかる」を「できる」にする
  • 「英語講師」「英会話スクール」「英会話プログラム」の選び方

 

独学英語の落とし穴

これは独学だけでなく、成果を感じられない英会話レッスンを受けているときも同じだと思います。

ゴルフというスポーツがありますが、ゴルフでは最初にコーチをつけて正しいスウィングを身に着けたほうが、スコアが上がりやすいようです。他のスポーツでも同じですかね。私はゴルフは詳しくないですが。(笑)

ビジネスでもティーチングでなくコーチングという考え方も一般化してきました。
スポーツの世界でも気合と根性で頑張る!という考えでなく、合理的に進めて結果を出すやり方が増えてきていますね!

英語の独学の落とし穴はスバリ「型ができずに、成長できない(遅い)」ことです。

いまやっていることが正しいか正しくないか、成長しているかどうかがわからない。そうなると楽しくなくなり、継続できず、挫折する。

「あんなに勉強したのに、外国人と全く話せなかった!!」
「なにを言っているのか全く聞けなかった!」

それでも「よしもっと頑張ろう!」とやり続けるのは難しいですよね・・・。

「英語習得にかけた時間」よりも「英語の成果」がでると楽しくなり、続けることができます。

英語が続かないのは努力や才能が足りないのでなく、続けるための仕組みができていないからです。

ゴルフでスコアが伸びない!と思ったときに、自分のスウィングを見直すことなく、戦略や道具を原因にして戦略が道具の研究をしてしまったり、練習不足だ!と考えて安定しないスウィングをずっと練習してしてしまう。

スコアを伸ばすためにスウィングが安定させることが必要だとわかり、スウィングを矯正しする。そこでスコアが伸びて楽しくなる。そこから道具を自分にあわせたり、戦略を考えたり、各シチュエーションでのトレーニングをすれば、さらにスコアがあがるのではないかと思います。想像です。(笑)

なにをどういう順番でどう習得するか

英語の習得でも、成長しやすいトレーニングの順番があります。
たとえば、発音。

私がスクールで子どもに教えるときにはアルファベットとフォニックスからはじめます。英語でなんと言っているのか、どう言えばいいのか?がわかるようにします。

アルファベットだけだと「ドゥオッグ」と言ったときにdogと言っているかわからない。楽しくないですよね。何を言っているかわかっていない人に、教えるのも大変です。(笑)

次に単語と、2語文3語文。単語は2語文3語文と一緒にトレーニングしちゃいます。
それで意思疎通ができる状態に。

そこまでできると、英会話の型ができるので、そこから展開していきます。その状態だと講師がシンプルな英語を使って教えることもできますよね。

よくリスニングに困っている人の相談を受けますが、うちのスクールの子ども達でリスニングや発音に困っているケースはほとんどありません。もちろん子どもと大人が困るポイントの違いはありますが、発音記号を使わずに、発音リスニングができるようになっています。

独学では世の中に溢れる英語の教えから、自分でプログラムを考えていかないといけません。

世の中に溢れる英語の教えには、初心者向けのものもあれば、初心者向けと言いながら中級者向けの教えもあるので、見分ける必要がありますが、それが難しいんですよね。。。

良いスクール、良い講師は、最適なプログラムを組んでくれる。だから成長が早いのです。

「できた」を感じることができ、成長サイクルに入る

以前の記事(英語が「わかる」と「できる」の違い)で「わかる」と「できる」の違いをお伝えしましたが、講師がいることでフィードバックを受けることができます。(きちんとしたプログラムやスクールであれば)

これが凄く大きな差です。

「できた」と成長を感じることで英語の楽しさを感じることができ、継続に繋がります。

学習者が英語習得の「できた」かどうかを判断するため、そして「できた」にするために講師が存在します。

伝わる → 正しく言える → 細かいニュアンスを使いわけられる → 完璧な英語 → オシャレな言い方

(適切なレベル設定で英会話の成長を感じよう!初心者が目指すのはココ!)参照

いまどのレベルなので、なにを目指すのか。そのレベル設定は+1(現状+ちょっと)の状態がベストで、アウトプットをできたかどうかをフィードバックする。そして「できた!」にするための方法を考える。

この環境を独学でつくるのが難しく、ネイティブ外国人や一般的なオンライン英会話の非ネイティブ講師でも難しいのです。

独学やネイティブ外国人や一般的なオンライン英会話の非ネイティブ講師でも、テキストに沿ってプログラムをすすめて正解かどうかを判断する、多少の発音を矯正するくらいであれば、適切なフィードバックが難しい。

適切なレベル設定、「わかる」を「できる」にする力、フィードバックがポイントです。

「わかる」を「できる」にできる

目指すレベルがわかり、「わかる(わからない)」と「できる」がわかれば、どうやって「わかる」を「できる」にするのか。

とにかく紙に書いて覚えるのか
フレーズを繰り返して覚えるまで言うのか
適切なトレーニングをするのか

いろんな方法がありますが、ここが講師の力量によって変わるところです。トレーニング方法もさまざまです。

習得したい人の習得スタイルやレベル、基礎英語力によっても変わってきます。

「英語講師」「英会話スクール」「英会話プログラム」の選び方

英語の勉強と英会話は別として考えるとシンプルになりますかね。

「英語の勉強をしたのに英語を話せない!!!」

英会話のトレーニングをしましょう。(笑)

英語の点数をあげたいTOIECの点数をあげたいのであれば、英語の勉強やTOIEC対策をする、英会話をしたいのであれば、英会話のトレーニングをすると良いです。

いまはいろんな教材やスクール、先生がいるので、選び方や傾向を私なりに(勝手に)解説します。

講師は、その人が英語を習得した環境やプロセスが、教え方に影響しているケースが多い気がします。自分の習得プロセスと第二言語習得などを織り交ぜるマニアは少ないですね。(笑)

合う合わないは人それぞれなので、「楽しい!」「できそう!」「できた!」を感じれる環境を探してください!

■教師型講師
学校や塾の先生は、テストの点数をとるための教え方のノウハウを持っています。暗記型が多いですかね。暗記するノウハウが多く、英語のテストには良いですが、英会話にはあまりむいていません。

講師1対大勢の生徒が得意ですかね。

英語が好きで、英語を勉強して英語講師になった人が多いので、英語=暗記であったり、努力するタイプのトレーニングが多く、レベルが少し高いと感じるものが多いです。

■ネイティブ外国人や一般的なオンライン英会話の非ネイティブ講師
ネイティブ外国人や一般的なオンライン英会話の非ネイティブ講師は、英語については多少詳しいです。

なので、テキストや発音ができているかの判断はできます。

ただ、教えるスキルが高くなかったり、日本人の状態を理解できないことが多く、受講生が「できない」ことを「できる」にする方法がわからず、講師と生徒がお互いに悩むケースが多く感じます。

外国人と話すことに緊張してしまう、自分の「できた」を確認したいというレベルであれば、うまく活用するシーンがあると思います。

私はオンライン英会話を受講したことがありますが発音の癖が強すぎて・・・・

■フリー型講師
本やセミナー、オンライン講座などで活動する講師。独自の教育論やメソッドを持った型が多い気がします。
フリー型でもプログラムは教師型のように、フレーズを覚えようみたいなものも少なくありませんね。

さまざまなメソッドや受講スタイルがあるので、自分に合う合わないの判断が大切になると思います。

そのなかでもきちんと店舗としてスクールを持っている講師は、長期的に生徒を見てきている、無責任なことができない(すぐにペラペラになる!みたいな宣伝がしづらい)ので、少し安心ですかね。

■本・英会話DVDなど
本を読むだけ、英語を見ているだけ、聞いているだけで英会話が話せるようにならないので、どういうアウトプットができて、どうフィードバックを受けられるのか?と環境を自分で準備できると良いと思います。

アウトプットできないのであれば、英会話ができるようになるのはとても難しいです。

■オンライン英会話(外国人とマンツーマン)
ある程度の土台があって、相手の外国人をうまく「できた」を感じるために活用するため利用するのがオススメです。

英会話力をあげるなら、英会話力をあげる力をもった講師とトレーニングするほうが効果的です。英語力をあげる力がある講師であれば、日本人外国人は問いません。

スキマ時間を使えるのは良いですよね!
オンライン英会話でレッスンをすることがゴールになっている人もいるので注意です!

■英会話スクール(店舗型)
特徴はオンライン英会話と同じですが、直接会って話しするので外国人の講師であれば、外国人慣れはしやすいです。

通うのが大変で、通う期間の間が空いてしまう(週1~2回など)ので、その間の期間にどういうトレーニングをできるのか?をスクールが考えてくれるのか、もしくは自分で考えるのか?をすると良いと思います。

これを書くのは少し勇気がいりますが、英会話スクールは、多くの生徒に長く通って貰うほうが儲かります。

そのためには、教える量を用意する必要があり、教える量を増やすには細かい表現をいっぱい教えるというケースがあります。
それらを全て正しく使えるのであれば良いですが、使えない英語をいっぱい教えらると、混乱して、挫折しちゃいます。

大規模になればなるほど、教育の効率化と均一化が求めれらますし、講師のスキルが低くても教えらえる学校のような仕組みになってしまいます。

そして、講師やスクール責任者にはノルマがあったりすると、学校のビジネスと、早く英語を習得して、卒業したい受講生のニーズがマッチしなくなっちゃいます。

■短期気合特訓型
英語を短期集中で気合いで結果だそう!みたいなスクールやプログラム。
う〜〜〜ん。ノーコメントです。
私は楽しく英語をやりたいです。笑
燃え尽きたり、英語=大変で辛いというイメージになることに注意ですかね。

まとめ

私はもともと勉強嫌いですし、受講生が楽して英語を習得できるようにすることが講師の仕事だと考えていますので、考え方はアドバイスはあくまでも、私の意見なのでゼッタイではないです。

大切なのは、最初にもお伝えしたこちらです。

きちんとした講師に英語を教わることで得する4個のポイントと独学英語の落とし穴

独学する場合には、自分でプランニングして環境整備をすれば良いし、できる環境はあると思います。

無料で利用できるYoutubeやインターネット。
少しお金を払って本を買ったりアプリに課金する。
お金を払ってレッスンを受ける。

レッスンの費用も月額数千円~というものから、パッケージで数十万、それ以上というものもあります。
ただし、お金を出せば確実に英語が話せるという状況ではなく、その見極めが必要になのかなと思います。

また、独学で2年で話せるかもしれないし、お金を払ったら2ヶ月で話せるかもしれない。

お金を払っても早く英語を話せるようになることで、払ったお金以上のものを手に入れられるかもしれない。仕事、経験、友だち、趣味などなど・・・。

私なら好きなスニーカーを世界中で買えるので、すぐに元がとれちゃいます。(笑)

レアスニーカーがメル●リで凄い値段になっていたりしますが、海外で安く売っていることもよくあり、なかには海外で買って、メル●リで売っている人もいますね。(笑)

こちらで英語とお金についての記事を書きました。

英語とお金のちょっとお得なお話と「いつやるの?」のお話

最後に・・・

英語のレッスンも最終的には人と人なので、この人が好き!とか、この人に教わりたい!とかってのも影響すると思います。
好きには、教え方が好き、考え方が好き、話し方が好きなどなど・・・いろんな好きがありますよね。

そういったいろんな選択肢があるなかで、楽しく英語を話せる人が増えると嬉しいです〜☆